利用料金等について
利用料金(共用装置等)

共用装置および実験室等を利用には利用料金が発生します。利用料金は、①基本料金、②装置料金、③装置講習費、④技術補助費、⑤技術代行費、⑥消耗品費等の合計となります。その他として、装置等の予約成立後の利用者都合によるキャンセルは、キャンセル料金が発生します。各料金の内容は下記をご確認ください。また、各種割引も実施しておりますので、是非ご活用ください。
上記の共用装置および実験等のほか、利用者はサテライトラボ(専有部分)やセミナー室を利用できます。利用者には利用料金(サテライトラボ・セミナー室)を負担いただきます。詳細はナノハブ職員までお問合せください。
なお、見積書、支払方法につきましては、こちらをご確認ください。
- ① 基本料金:1,500円/1装置・1時間あたり(基準料金)
施設の維持管理費、クリーンルームの光熱費の一部を基本料金として全ての利用者に負担頂きます。この基本料金は装置毎の均等割であり、装置数と利用時間を乗じた料金が請求されます。なお、利用区分による料金割引が適用されます。
- ② 装置等の利用負担金(装置料金):装置料金表(250401_利用料金表(加工・計測分析).pdf)
各装置の運転光熱費、保守修繕費、固有消耗品費のほか、性能維持のための空調光熱費の一部を負担頂きます。この装置料金は装置取得価格(一部除く)に基づいて按分された料金設定になっています。なお、利用区分による料金割引のほか、装置講習の形式によってサンプル区分による講習割引、また装置料金の上限制度(キャップ制)が適用されます。
- ③ 装置講習費:8,800円/1時間あたり(基準料金)
「加工・デバイスプロセス」(吉田・桂キャンパス)では、装置等を単独利用するには装置講習を受講する必要があります。装置講習では、装置講習費として技術職員の人件費相当を負担頂きます。利用区分による料金割引のほか、講習形式によってサンプル区分による講習割引が適用されます。一方、「計測・分析」(宇治キャンパス)では装置講習を実施しておりません。後述の「④技術補助費」の技術補助において、装置講習相当のサービスを提供しています。
- ④ 技術補助費:8,800円/1時間あたり(基準料金)
利用者の装置利用での技術職員の立会い、また特定の利用者への個別サポート等を技術補助といいます。各装置の特殊かつ高度な操作技術、利用者目的に準じた条件カスタマイズなどのほか、高度な技術相談などの支援、個別対応のプロセス条件最適化検討、個別対応のプログラミングなどが相当します。技術補助を利用した場合、技術補助費として技術職員の人件費相当を負担頂きます。
また、「計測・分析」(宇治キャンパス)では特定の高度技術が必要であることから、装置講習ではなく、技術補助において装置の操作技術を修得して頂きます。「大学・公的研究機関等の学術研究機関」の利用に限って利用区分による料金割引に準じた割引が適用されます。(「加工・デバイスプロセス」(吉田・桂キャンパス)では技術補助費の割引は適用されません。)
- ⑤ 技術代行費:8,800円/1時間あたり
技術職員が利用者に代わって加工・評価を行うことを技術代行といい、技術代行費として技術職員の人件費相当を負担頂きます。ただし、技術代行は業務請負とは異なるもので、品質・結果を保証するものではありません。
- ⑥ 消耗品費:実費
利用者固有の加工・評価などにおいて生じる消耗品については、消耗品費として実費を負担頂きます。消耗品の対象項目、価格についてはナノハブ職員にお問合せください。
- ⑦ その他:キャンセル料金
装置等の予約成立後、利用者の都合によって利用を中止される場合は、下表のキャンセル料金を負担頂きます。ただし、装置トラブルなどナノハブの責に帰すべき事由で装置を利用頂けない場合は、キャンセル料金は発生しません。
区 分 キャンセル料金 装置利用日の 6営業日前 から 22営業日前 まで 装置料金の 25% 装置利用日の 4営業日前 から 5営業日前 まで 装置料金の 50% 装置利用日の 当 日 から 3営業日前 まで 装置料金の100%
利用料金(サテライトラボ・セミナー室)
サテライトラボ(専有部分)やセミナー室の利用にあたっては、下表のサテライトラボ(専有部分)・セミナー室の利用料金を負担頂きます。なお、下表は床面積1弊方メートルあたりの1日又は1時間の利用にかかる料金であり、これに床面積および利用日数又は利用時間数を乗じた料金が請求されます。
利用料金 | ||
---|---|---|
1平方メートル・1日あたり | 1平方メートル・1時間あたり | |
サテライトラボ(専有部分) セミナー室 |
168円 | 21円 |
各種割引制度
利用区分による料金割引
基本料金、装置料金、装置講習費については、利用者区分と利用事業区分に応じて下表の料金割引が適用されます。ただし、各料金の割引後の10円未満の端数は1円単位で四捨五入されます。なお、利用者区分での中小企業は中小企業基本法の定義に基づきます。
利用者区分 | 利用事業区分 | |||
---|---|---|---|---|
マテリアル先端 リサーチインフラ事業 (利用報告書あり) |
自主事業 (利用報告書なし) |
|||
データ提供 あり |
データ提供 なし |
データ提供 なし |
||
大学・公的研究機関等の 学術研究機関 |
65%OFF | 50%OFF | ||
中小企業 | 学術研究機関との 共同研究 |
20%OFF | ||
上記以外 | 割引なし | |||
大企業 (中小企業以外) |
学術研究機関との 共同研究 |
20%OFF | ||
上記以外 | 44%OFF | 30%OFF | 割引なし |
装置料金の上限制度(キャップ制)
同一の課題において、課題有効期間(6ヶ月)内に装置料金の累積が上限に達した場合、それ以降の装置料金は請求しません。上限金額は利用料金の料金一覧表で確認ください。ただし、上限に達した場合においても、装置料金以外の利用料金(基本料金、装置講習費、技術補助費、技術代行費、消耗品費、キャンセル料金)については各規定に基づいて負担頂きます。
なお、上限額の事前納付にも対応していますので、希望される方は事務局まで相談ください。ただし、利用実績に応じた装置料金の累積額が上限額を下回った場合、一旦納付された上限額との差額は返還できません。
サンプル区分による講習割引
装置講習において利用者がサンプルを準備できない場合に限り、装置講習での理解度を高めるため、一部装置ではナノハブ側で「標準サンプル」を用意しています。この標準サンプルを用いた装置講習では、装置料金、装置講習費に対して講習割引が適用されます(装置講習費の割引後の10円未満の端数は1円単位で四捨五入)。なお、ナノハブ側で「標準サンプル」を用意していない装置等など、装置講習をサンプルなしで実施した場合については、「標準サンプル」を使用したものとして判断します。
紹介者割引制度と新規利用者割引制度
「加工・デバイスプロセス」の装置類を対象として、新規利用者割引制度と紹介者割引制度を実施しています。新規利用者割引制度では、初めてのナノハブ利用者を対象として(紹介者の有無に拘わらず)、各請求月毎に装置料金合計の1/3を減額します。一方の紹介者割引制度は、既存のナノハブ利用者が新規課題申請者を紹介した場合、新規利用者の装置料金合計の最大1/2を紹介者側の装置料金から減額します。これらの割引制度を利用するには、事前に所定の手続きが必要です。詳細については、紹介者割引制度と新規利用者割引制度について【PDF版】「申請書」(WARIBIKI2.pdf)を確認ください。
手続方法
見積書について
利用料金等の見積書が必要な場合、ナノハブ職員にご相談ください。ただし、請求書発行者(国立大学法人京都大学)としての発行ではなく、発行者は担当責任者となりますのでご注意ください。「計測・分析」(宇治キャンパス)においては、料金シミュレータを準備していますので活用ください。
お支払方法
「加工・デバイスプロセス」(吉田・桂キャンパス)では、利用料金は月末に締め切り、翌営業日に「利用負担金通知のお知らせ」が利用者(課題申請者)宛にメール送付されます。メールを受信後、早めに内容をご確認の上、確認手続きを進めてください。月途中での利用料金は、設備利用管理システムから確認できます。請求書は翌月中旬に、国立大学法人京都大学から発行いたします。利用月の翌々月末までに指定口座にお振込みください(振込手数料は利用者負担)。なお、学内利用の場合は費用付替に対応しております。課題ID発行後に別途手続きが必要ですので、詳細をご確認ください。
「計測・分析」の装置利用の場合は、同一年度内の希望時期に合わせて利用料金を請求しております。「計測・分析」事務局までご相談ください。
用語説明
費用付替
費用付替を希望する場合、学内経費徴収依頼書(学内経費徴収依頼書.xlsx)に付替経費の詳細を記入の上、課題ID発行後に事務局までご提出ください。費用は四半期ごとに関係部局へ付替依頼をします。ただし、費用付替は学内利用者のみに限定されます。
中小企業法の定義
中小企業に所属する利用者は利用区分による料金割引が適用されます。ここでの中小企業は下表の中小企業基本法(昭和38年法律第154号)第2条における中小企業者の範囲に含まれる者を指します。
業種分類 | 中小企業基本法の定義 |
---|---|
製造業その他 | 資本金の額又は出資の総額が3億円以下の会社、 又は常時使用する従業員の数が300人以下の会社及び個人 |
卸売業 | 資本金の額又は出資の総額が1億円以下の会社、 又は常時使用する従業員の数が100人以下の会社及び個人 |
小売業 | 資本金の額又は出資の総額が5千万円以下の会社、 又は常時使用する従業員の数が50人以下の会社及び個人 |
サービス業 | 資本金の額又は出資の総額が5千万円以下の会社、 又は常時使用する従業員の数が100人以下の会社及び個人 |
料金シミュレータ
「計測・分析」(宇治キャンパス)の利用料金については、料金シミュレータを用意しています。ご活用ください。
ARIM利用料金シミュレータ