利用事例

インプリント技術を用いたナノアンテナシールの研究

ナノサイズの金属粒子を周期的に並べた2次元構造は、光を平面に閉じ込めたり、光を特定方向に集めることができるナノアンテナの照明応用を目指す。<br /> シリカガラスにポリビニルピロリドン (PVP) 膜およびAl膜等を形成した後、ナノインプリント、ドライエッチングを用いナノアンテナを作製した。次に、ポリジメルシロキサン (PDMS) 膜を形成した後、PVP膜を溶解しナノアンテナシールを作製した。ナノアンテナはモールド形状を反映した六方格子構造を持つ。 <br /> 発光測定の結果、垂直方向の発光スペクトルは、シールを水平方向に伸長した場合と無伸張では変化した。これは、伸長によりパターンが変化し、光取出し効率が増加に寄与するためである。

図1 様々な材料表面に自由に何度でも切り貼りできるナノアンテナシール

図1 様々な材料表面に自由に何度でも切り貼りできるナノアンテナシール

 図2 ナノアンテナ蛍光体を応用した照明の概略図

 図2 ナノアンテナ蛍光体を応用した照明の概略図

 図3 ナノアンテナ蛍光体からの蛍光放出挙動

 図3 ナノアンテナ蛍光体からの蛍光放出挙動

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